視覚障害リハビリテーション研究発表大会に行ってきました
- 2018.10.22
- 医療連携
皆様こんにちは、北野田店の山内です。
今回は神戸で行われたイベントについてのお話です。
そのイベントとは・・・
第27回 視覚障害リハビリテーション研究発表大会 in神戸
9/15(土)、16(日)神戸国際展示場にて
今回は関西で行われるとのことで、楽しみにしていました。
電車を乗り継ぎ、初めて乗るポートライナーで市民広場駅に。
一駅向こうは、ロービジョンで有名なアイセンターがあります。
駅を降りて、歩いて5分ほどで会場に到着です。
内容は
・研究結果パネル展示
・公演、講座
・機器展示
・視覚障害者スポーツ
・その他、視覚障害者によるダンス、ファッションショー、落語
など盛りだくさん。
そのようななか、機器展示へ。
写真は機器展の一角です。非常にたくさんの企業や団体の方々がブースを構えておられました。
面白いアイテムが出ていたので、今、分かる範囲でご紹介です。
【オーカムマイアイ】
視覚障害者用読書機に力を入れている、システムギアビジョン(旧タイムズコーポレーション)からの新製品です。
カタログ写真ですいません。
実物を撮りたかったのですが、一人で話を聞いていたのでできませんでした。
さて、肝心の機器についてですが、
眼鏡にカメラのようなものを取り付けて、情報を音声で教えてくれるというものです。
人の顔・ものを登録しておくことで、それが誰か・何かを教えてくれます。
登録していない顔でも、男性、女性を教えてくれるとのこと。
また、時計を見るジェスチャーをすると時間を教えてくれます。
・読書:A4ぐらいの大きさまで読み取る
・認識:人の顔、もの、紙幣など
これがあれば、視覚障害者用読書器、音声時計、紙幣読み上げ器の役割を果たしてくれそうです。
大きさもコンパクトで、かけやすそうです。
実際にかけてみても、重さは気になりませんでした。
すごい!と思ったアイテムです。
※追記
システムギアビジョンさんへお邪魔した際にオーカムマイアイを拝見させていただきました。
こちらも合わせてどうぞ!
→ 福祉機器メーカー訪問記 ~AI視覚支援機・オーカムマイアイ~
【HOYA暗所支援眼鏡HIKARI】
眼鏡レンズで有名なHOYAさんより、ハイテク眼鏡が登場です。
実際に体験してみた感想は、確かに暗い場所でも見える。
電球の下で見ているような感じです。
まったく光の無いところでは見えないが月明かり程度の光があれば見える、
また携帯電話でも光があれば見えるとのお話でした。
夜盲の方にとっては画期的な商品ですね。
いずれの機種も当店で取り扱うようになったら、詳しく報告させていただきます。
福祉機器もどんどん進化しているのを感じます。
より視覚障害を持つ方の生活が活き活きしたものになること、
またそのような方がより暮らしやすい社会になっていってほしいです。
◆雑記・・・
会場には飲食コーナーがあり、地元神戸のお店が出ておりました。
いろいろ見て回った結果、お昼ご飯には奮発してポートピアホテルの「牛かつサンド」に決定。
さらに、お店の前でしばらく悩んだあげく、「クリームパン」も購入。
食べすぎかなと思いつつも、ホテルのクリームパンという魅力に負けました・・・
牛かつサンドは、かなり肉厚の牛かつで食べ応え満点。
クリームパンもバニラビーンズ入りで、クリームがぎっしり詰まっていました。
食事中、舞台の方では落語が開催。
視覚障害を持つ落語家とのこと。
自らの障害をポジティブに笑いに変える。
障害の有る無しに関わらず、皆、力強く生きている。元気づけられました。