メゾフォーカス(据え置き型拡大読書器)のご紹介
- 2018.08.29
- 医療連携
北野田店で目の福祉関係に取り組んでいる山内です。
少し涼しいと感じる日も出てきましたね。外回りをすることのある私にとっては嬉しいことです。
さて、前回に目の福祉機器について、その中でも拡大読書器(視覚障害者用読書器)についての概要をお話させていただきました。
色々な理由で物を見ることが難しくなっている方の生活を支えるために、見える喜びを提供するために開発されている機器です。
前回の記事はこちらからどうぞ → 拡大読書器とは?使い方は?-眼鏡店が伝える-
今回はその中から一つを選んで、見え方・使い方などをご紹介させていただきたいと思います。
ご紹介するのはこちら
■メゾフォーカス(据え置き型拡大読書器)
<仕様(カタログより)>
19インチ型ワイドモニター
フルHDオートフォーカスカメラ(1300万画素)
倍率約2.8~30倍(最大約42倍)
見た目はテレビのようです。
メーカー記載のカタログには「持ち運びができる」とありますが、なかなかの重さ(約9キログラム)なので、決まった場所に置いて使っていただくのが基本になります。
では、新聞の文字を映してみましょう。
いかがでしょう。
ルーペの比ではないですね。
搭載のカメラもフルHDと、画像も鮮明です。
驚くことに、まだまだ拡大できます。
拡大するだけではなく、見えやすさを助けるための機能も搭載されています。
まずは、多くの拡大読書器に搭載されているカラー変更のモード。
こちらは白黒反転。
明度差で、文字と下地のコントラストがはっきりして読みやすいですね。
次にマスク機能。
画面の一部に帯状のマスクをして、見たい部分を分かりやすくします。
集中して見ることができます。
そして、この機種のオススメどころとして筆記のしやすさがあります。
従来の据え置き型だと、カメラ位置の関係で筆記時の姿勢が悪くなり、筆記が難しい状態でした。
メゾフォーカスでは、カメラ位置を手前に持ってくることで、筆記が非常にやりやすくなっています。
試しに書いてみると、こんな感じになります。
いかがでしょうか。
目の病気などにより、見たいものが見えないという方を助けることができる可能性のある機器です。
据え置き型は拡大読書器のなかでも、ご自宅でじっくりと読み書きをしたい、広く大きく見たいという方にオススメです。
目の身体障害者手帳をお持ちの方は、日常生活用具として公費より補助を受けて購入することが可能です。
補助については、お住まいの市区町村にお尋ねください。(給付基準は自治体により異なります)
こちらの機種は北野田店にて展示させていただいております。
その他の拡大読書器・電子ルーペ・ルーペ関連も取り揃えております。
実機にさわって確認したい方は、ぜひご来店・ご相談ください。
時々外部に持ち出していることがあるので、どうぞ事前にご連絡ください。
ご連絡はこちらまでよろしくお願いします。
メガネの金剛 ダイエー北野田店
072-234-2856