大阪狭山市立図書館でデイジー図書を体験
- 2020.02.04
- 医療連携
皆さん、こんにちは。メガネの金剛 イオン金剛店 仲野です。
今回は近隣施設の紹介をしたいと思います。
何故急に?と思われる方もいらっしゃると思います。
実は、前回のブログで紹介した「デイジー録音図書」を体験できる施設がすぐ近くにあるのです。
それは「大阪狭山市立図書館」です。
去る2019年12月1日から12月28日まで「2019年 障がい者週間」の一環として開催されていた「バリアフリー図書体験」の館内展示を見てきましたので、ご紹介いたします。
この展示では、活字を見ることが困難な方が読書を楽しむための色々な方法を紹介されていました。
私も弊社の福祉担当、山内と一緒に勉強中ですので、早速見ていきたいと思います。
公民館等と一緒にあります。落ち着いた外観の図書館です。
入口から左手に入ると図書館です。
「バリアフリー図書体験」の展示コーナーです。
入ってすぐの分かりやすい場所で展示されていました。
ありました! 私のお目当てのプレクストークです。
視覚に障害のある方でも操作がしやすいように、主なボタン以外はマスキングするなどの配慮がなされています。
図書館で朗読の音を出しても大丈夫? と感じた方、ご心配には及びません。
ヘッドホンやイヤホンでも聞くことができます。
ヘッドホンを使えば、ご自宅でも家族に気兼ねすることなく存分に本を聞く(読む)ことができます。
もちろん、内臓スピーカーも高音質です。
これが、デイジー録音図書のCDです。
このCD1枚に、本が1冊録音されています。
デイジーというと、どんな物だろうと思ってしまいますが、普通のCDです。
取り扱いも普通のCDと同じなので、難しいことは何もありません。
タイトルは 東野圭吾の「容疑者Xの献身」ですね。
録音時間は約10時間とあります。
10時間と聞くと長く感じられるかもしれませんが、結構楽に聞けるので、物語に入り込んでしまえば読書スピードは普通に読むのとほとんど同じです。
大阪狭山市立図書館のデイジー図書の蔵書の一部を紹介します。
「容疑者Xの献身」 東野圭吾
「阪急電車」 有川浩
「火星に住むつもりかい?」 伊坂幸太郎
「ツバキ文具店」 小川糸
「過ぎ去りし王国の城」 宮部みゆき
「村上海賊の娘」 和田竜
ジャンルに偏りがあるのは私の趣向です。
実際には幅広いジャンルでの蔵書があります。
また、全国の図書館でネットワークがあり 文学作品だけでなく学術書や雑誌などもあるそうです。
図書館の方が色々と教えて下さいます。
※全国のネットワークには話題図書等が結構早くアップロードされています。気になったところでは、2019年本屋大賞受賞作「そして、バトンは渡された」瀬尾まいこ著が、すでにアップロードされています。
録音図書というと、限られたタイトルの中から選ばないといけないと思われている方もおられると思います。
実は私も最初はそうでした。
でも、実際にはジャンルも幅広く、純文学や歴史小説、私の好きなSF小説に至るまでバリエーションも豊富で読み切れない位です。
録音図書以外にも色々展示してありました。
これは、よみともライト。
スキャナーになっていて、取り込んだ本や資料を音声で読み上げてくれる機器です。
他にも、大活字本、LLブック、拡大読書器、点字図書、等々。
読みにくい、と一言で言ってもその状況は様々です。
図書館では、皆様の状況に合った本との新たな出会いがありそうです。
「でも、バリアフリー図書体験は終わってしまっているよね」という方、ご安心下さい。
大阪狭山市立図書館には、常設のバリアフリー図書コーナーがあります。
いつでも相談にのって頂けますので、本が読みにくくて困っている方は一度来館されてはいかがでしょうか。
大阪狭山市立図書館
住所:大阪狭山市今熊1-106
電話:072-366-0071
HP : http://www4.city.osakasayama.osaka.jp/
大阪狭山市以外の方も是非、お住いの地域の図書館に足を運んでみてください。
きっと素晴らしい本との出会いがあると思います。
今回紹介している機器の中には、お住まいの市町村によっては身体障害者手帳(視覚障害)をお持ちの方には日常生活用具や補装具として補助の出る場合もあります。
気になった方は、お住いの市町村にお問い合わせ下さい。