『聞く』読書 ~オーディオブック
- 2019.12.28
- 医療連携
皆様 こんにちは 金剛店 仲野です
今回は「視力チェックって何をしているの?」から少し離れて、番外編をお送り致します。
月並みではありますが、読書が趣味ということはこれまでも「おまけ」で書かせて頂きました。
最近、気になっているのが、オーディオブック。
いわゆる「朗読」です。
これまでは本を読むのに何らストレスを感じていなかったのですが、老眼が出てきて、読みにくくなってきた事を書かせて頂きました。
だんだん読む量が減ってきて、これはダメだと思って色々対策を講じました。
①なるべく読みやすい本を買う
古い文庫本は避けて、なるべく新しい出版の本にする。
ご存知の方も多いと思いますが、文庫本も新しい方が少し大きく、その分、活字も読みやすくなっています。
古い文庫本は小さいですし、物によってはフォントの問題なのかちょっと読みにくかったりします。
②なるべく読みやすい本を買う、その2
ちょっとだけ、単行本を買いました。
読みやすかったですが、価格が高い上にかさばるので すぐに断念。
③老眼鏡を作る
40代初めでしたが、自分の店で老眼鏡を作りました。
これは良かった。一旦、読書量は戻りました。
④老眼鏡を作る、その2
一旦良かったのですが、数年後気づくとまた、何となく長い時間読めない。
老眼鏡の度数を変更。これで、また解決しました。
⑤キンドルを導入
デジタル図書ということで、かさばらないのが導入の最初の目的でした。
やはり紙の本はすぐに本棚が一杯になってしまいます。
そしてもう一つの目的が、フォントを大きく出来ることです。
これはとても魅力でした。
自由に設定できるので、大きすぎず、小さすぎずで読めます。
あまり大きくし過ぎると、1ページ当たりの文字数が少なすぎて逆にストレスになりました。
そして、、、
⑦オーディオブック
これまでオーディオブックには全く興味が無かったのですが、これを聞いてみると、普通の読書と同じように物語の情景や登場人物の感情などを自然に感じることができます。
そして、長く読める(聞ける)!!
眼が疲れて止めるということが無いので、断然長時間の読書が出来ました。
途中で寝てしまうリスクはありますが、普通の紙の本でも少なからず同じリスクは潜んでいます。
オーディオブックとの出会いのキッカケとなったのが「リベルタスの寓話」という本です。
これは「デイジー図書」という録音形式のCDでした。
デイジー? 聞きなれない言葉です。
福祉担当、山内のブログにも載っていますので、そちらもご覧ください
山内の最近のブログでも紹介している日本ライトハウス展。
実は私もお手伝いとして参加させて頂いたのです。
そこで出会ったのが「リベルタスの寓話」です。
デイジー図書を再生する専用の機器、「プレクストーク」の説明を担当することになったのですが、どんなものか、良く分かっていませんでした。
そこで、1日プレクストークを借りて、家で実際に読んで(聞いて)みました。
その時にサンプルとして入っていたのが「リベルタスの寓話」だったという訳です。
これが、とても良かったのです。
プレクストークは視覚障害者用として普及している機器ですので、アマゾンのオーディオブックのアプリ等をいくつか試してみました。
キンドルの読み上げ機能も試してみたのですが、こちらはやはり機械音なので、物語を読むのには適していませんでした。
自己啓発本等だったら、特に問題ないかもしれません。
朗読なら物語にも適していますし、結構新しい本・様々なジャンルの本が朗読で出ていました。
『朗読』という新しい読書のスタイルを知ったことは、とてもうれしい事でした。
デイジー図書・プレクストークは福祉担当、山内のブログで、より詳しく取り上げられる事もあるかと思います。
視力障害で本を読むことを諦めてしまったという方も、ぜひ朗読の世界を体験してみて下さい。
予想以上に読みやすい(聞きやすい)と感じて頂けると思います。