バリアフリー展2019
- 2019.06.08
- 医療連携
メガネの金剛、福祉担当の山内です。
今回はイベントの報告をさせていただきたいと思います。
【バリアフリー展2019~高齢者、障がい者の快適な生活を提案する総合福祉展】
インテックス大阪で開催されましたが、福祉に限らず医療関係も含めた非常に大規模なものでした。
来場者も非常に多く、当事者の方以外にも関連する職種と思われる方も多数おられました。
福祉に関わり、このようなイベントに積極的に参加される方が多いことは嬉しく思います。
さて、目的のバリアフリー展に向かいます。
入口を入ると正面には日本ライトハウスさんのブースが。
盲導犬も出迎えてくれます。(お疲れなのか、お休み中ですが…)
やはり皆の人気者なので、たくさんの人が取り囲んでいました。
人垣の隙間から、何とかカメラをパチリとしました。
お疲れなのも分かりますね。
ライトハウスさんのブースでは点字体験をさせていただきました。
私も点字名刺を使用しているのですが、いつもは作業所様にお願いしているので自分で打つのは初めてです。
以下は私の拙い点字知識ですが…
点字は音をそのまま字にしていきます。
つまりは「山内」というような漢字があるのではなく「やまうち」と打っていきます。
いただいた用紙を見ながら携帯用点字器で慎重に名刺に打点していきます。
出来上がったものを視覚障がいの方に確認いただくと、「やまうち あつし」と読んでいただけました。
何とか、上手く打てたようです。
視覚がいで点字を読める方は、非常にスムーズに読まれます。
文字を読むのは視覚だけではないというのが、良く分かります。
貴重な体験をさせていただきました。
次はシナノケンシさんのブース。
視覚障がいの方にはおなじみのプレクストークを扱うメーカーさんです。
点字で読書となるとハードルが高く感じられる方も多いですが、こちらは音声で本を読み上げてくれます。
デイジー図書とも呼ばれ、大容量の本を一枚のCDに圧縮することができるものです。
日常生活用具として、視覚障がい者への補助の対象になっております。(自治体によって違いがあります)
当店でも取り扱いのあるものなので、また日を改めて、個別に紹介させていただきます。
次は気になる新製品を。
日本テレソフトさんの「スマートリーダー」です。
カメラで写した文書を音声に変換して読み上げます。
似たような機器は以前からありますが、新しいものほど読み上げの精度や変換スピードに進化を感じます。
機器自体も、今までのものよりもかなりコンパクトに作られていました。
細かく触る機会があれば、また報告いたします。
こちらも拡大読書機(視覚障害者用読書器)として補助の出る自治体が多くなるのではないでしょうか。
前出のプレクストークは視覚障害2級からの補助ですが、視覚障害者用読書機器の場合は6級からの支給なので広く活用いただけそうですね。
さてさて、次は変わり種で福祉機器ではありませんがシャープさんから出展されていた「ロボホン」です。
スマホがロボットになったという感じでしょうか。
背面にスマホ画面のようなものがあり、電話はもちろん顔認識や対話ができるとのことです。
視覚障害の方が使うには、来客を知らせたり、お金を識別したりというような機能も付いているといいのにとは感じました。
これからに期待ですね。
会場が広く多分野に渡り、ポイントを絞って見に行かないと大変です。
一息付こうと外に出ると補助犬が活躍中でした。
見ているだけで、心が癒されます。
補助犬を見ながら、ハイテクだけではなく暖かみが大事なんだなと。
もっと障がい者のことを知り、人としてお付き合いをしていきたいと思いにふけっていました。
■お知らせ
夜盲でお悩みの方のための暗所支援眼鏡「HOYA MW10」が広角レンズになってバージョンアップ。
より広い視界で見ることができ、利便性があがりました。
デザインも、よりスタイリッシュにリニューアルしました。
さっそく体験用のデモ機を用意しております。
ぜひ、ご体験ください。
■視覚障がい者用福祉機器(補装具、日常生活用具) 問い合わせ先
TEL:072-234-2856 担当:山内
機器以外にも福祉情報についてなど、お気軽にお問い合わせください。
出来る範囲で誠心誠意、対応させていただきます。