私の眼日記 ⑭ 私の白内障手術体験記~その2
- 2019.12.06
- メガネの金剛
読者の皆様、いかがお過ごしでしょうか?
この記事を書いている10月の終わりは、やっと秋晴れの日が増えてきたりで
行楽にお出かけの方も多いと思います。
台風や水害の影響があった地域の皆様には心からお見舞い申し上げます。
寒暖差が大きくなってきています。体調に十分ご注意くださいね!!
さて、今回も前回記事からの続きです。
私が右眼の白内障手術を受けている最中の記事からになります。
今回の記事は、いつもより少し少なめですがどうぞお許しを。。。
では、始めます。
手術は合併症がない場合はおおよそ15分から20分位(病院によってはもっと早いかもしれません)のわずかな時間です。
一言で手術中の印象を表すなら、とにかく「忍耐」と「眩しさ」と言う言葉でしょうか!?
なお、合併症があった場合は更に手術時間が長くなることがあります。
この様な場合でも麻酔の効果は3時間程度は続きますので、
途中から痛くなるようなことはありませんのでご安心くださいね!!
むしろ開眼器で無理やり目を開けさせられて、術中は真上の眩しいライトを見てじっとしていなくてはいけないので、それが結構つらいものです。
私には、ただただ青白い光が眩しすぎて天国に上って行くような自分に感じました (>_<)
麻酔が効いているので、痛みはないものの何となく気持ちが悪い感じです。
目の前で水を流されたり、濁っている水晶体部分を砕いて吸い取る作業(何か超音波機器でジ~ジ~と言う様な機械の出す独特の高い音色が聞こえてきます)その合間に少し手を止めて、先生が付き添いの先生に現在の経過説明、眼の内部状態や処置の仕方を話しながら説明しています。
非常に細かい顕微鏡下の手術なので、手先の器用な先生でないと大変ですよね!!
きっと、執刀されるドクターというのは緊張して手が震えるとそれで患部を傷つけてしまうので、想定外の事態になっても冷静に判断して対処できる経験や、性格やメンタル面の適正の影響が大きいんだろうなぁ~と思います。
私の場合、核白内障という中心から濁る白内障なので多分、先生も難儀されていただろうと思う言葉がありました。
通常の周りから濁ってくる白内障は、白っぽく変色してくる事が多いので比較的早い段階で見つかることも多いそうですが、私の様な核白内障の症例では必ずしも白っぽく変化するのではなく、茶褐色になる方もいらっしゃって見つけにくいのでそこそこ進行されていることもあるそうです。
水晶体は凸レンズの形をしている為、中央の核のある部分のほうが組織の厚みが増しているので、こういう場合は手術時の眼への負担も大きくなりがちです。
なので、助手の先生に「予想以上に核が堅いなぁ~、砕くのに少し時間が掛かりそうだ!!慎重に・・・」と説明している様子が聞き取れました。
何かの書物で、超音波吸引であまり長い時間が掛かってしまうと組織が熱を持ってしまうのと水晶体を支えている細いチン小帯(チン氏帯)組織が耐えられず、断裂することもあると読んだことがあり、不安になってドキドキしてしまいました。
また、眼球の内容物の位置や丸い形を保つために手術中は、灌流水というな水を入れながらするとも聞いた事があるので、短い時間の中で高度な技術と集中力が必要ではないかと思います。
毎回の先生方の手術に対する集中力には本当に頭の下がる思いです。
こういう事から、白内障の手術時期というタイミングは非常に大切で、ただ単に目薬によって進行を遅らせれば良いというものではない事を自身の経験で学びました。
きっちりと予約を取った日付に受診し、進行度を観察しながら先生の指示が出るタイミングの良い時期に手術に踏み切られるのがよろしいかと思います。
特に私のような中心から濁ってくる核白内障の場合、凸レンズのような形状をしている水晶体の中央部の組織は厚みがあります。
そこが硬化してくれば超音波で砕くのもリスクがありますので、白内障の混濁部の部位はかかりつけの眼科の先生によ~く観察してもらって下さい。
そして、先生がアドバイスして下さった手術のタイミングは安全な時期をみて言って下さっていると思います。
熟考された上、私個人の意見ですが同意なさる方がよろしいかと考えます。
(誰しも目の手術と聞けば、できるだけ避けたい、遅れさせたいと思う気持ちは十分にわかるのですが・・・(^_^;) )
この続きは、また次回の記事までのお楽しみとさせて下さい。
では、読者の皆様、さようなら(^.^)/~~~
私の眼日記 白内障編の記事はこちら
白内障編 6(今回の記事)