私の眼日記⑪ 白内障編3
- 2019.08.31
- メガネの金剛
読者の皆さん、お元気にお過ごしでしょうか?
私の記事は毎回非常に長文になってしまいます。
読者の皆様も私も疲れてしまう感じがしましたので、今回の記事から少し細かく区切って投稿してみたいと思います。
前回の記事で少し触れておきましたが、今回の記事は少し具体的な病院生活を知って頂くため、
白内障手術の為の準備期間と手術までの入院生活の様子の記事です。
お恥ずかしながら一度、結膜炎罹患で予約をキャンセルして予約を取り直した関係で、
本格的な実際の外来受診日と診察は平成25年6月4日という記録が私の手元の資料に残っています。
では、私の受けた平成25年当時の手術までの簡単な日程表(予定)という資料に基づいて書いてみます。
(この流れは片眼のみの方、両眼の方、各医療機関の設備やそれぞれの規定によって異なります)
★術前検査(全身の検査) 7月29日(月)14:00~
・採血、検尿、レントゲン、心電図等の検査
・食事は通常通り、摂取可
・当日は、自身のみの来院、車の運転での来院可
・当該病院以外でもらっている内服薬等を全て持参
★術前検査・手術説明 8月6日(火)15:00~
・散瞳(瞳を開く)検査をする為、手術を受ける本人は車の運転は不可
・手術の詳しい説明あり
・合同説明会実施(同時期に手術を受ける患者やその家族、合計15名程)
手術前準備内容、点眼薬、手術の流れ、合併症、術後の注意事項、退院手続き、退院後の外来診察等の説明の後、病院入院案内資料やその他入院時提出用資料の配布がありました。
★入院 8月16日(金) 14:00
・眼科外来受付に来るよう、指示あり(外来にていくつかの検査あり)
・入院手続き(診察券、印鑑、保険証、入院申込書、手術に関する説明・同意書、家族連絡票、入院中の日程説明書、外出・外泊申請書等)を持参し、提出
・病棟内の案内
・眼科以外の薬の確認
・手術前の目薬の継続点眼
・入院手続き後、一旦外泊可能(8月18日(日)の夜21時までに病院に戻る事)
・病室に戻ったら、本人確認用のバーコードの付いたバンドを手首につける
★手術日 8月19日(月)14:00頃~ 右眼
8月21日(水)10:20頃~ 左眼
術前は目薬、飲み薬を継続。
排尿を済ませベッドで静かに休み、手術室に入る前にパンツ1枚になり、手術衣に着替えます。
あらかじめ点滴をしはじめ、時間になれば車いすにて手術室に移動。
前の患者の手術終了後、準備・麻酔の処置のあと心電図、血圧計、目の周りの消毒、手術開始(約15分前後)。
術後は1時間位ベッド上で安静・点滴が終了するまで待機。
安静解除後トイレに歩いて行くことを許可される。
食事は普通に摂取可。飲み薬(3種類)服用。日頃からのんでいる薬もいつも通り服用。
当日は眼帯をし、手術眼には目薬無し。歯磨き(水ハミガキは可)髭剃り、お風呂は禁止。
眼帯は触らず、眼を強くつぶらないように注意すること。
★それぞれの術後眼の検査・診察が定期的にあります
・決められた時間に目薬を忘れず点眼します
・内科的な持病がなければ食事は、特に制限は設けられませんでした
★術後の経過が順調にいった場合、退院 8月23日(金)午前の予定
・退院手続き、医療費の清算、入院中の最後の診察
退院後の注意事項の説明や薬局で頂く
抗菌薬等の目薬の処方箋受け取り、保険関係書類の説明など
★退院後、第1回目の診察
翌週火曜日の午前8時30分からの予定
一般外来診察の受付時間より早めの診察になります
以上の様な流れで、大まかに羅列致しましたが両眼手術の私の入院から退院までの日程は丁度1週間でした。
手術予約をしてから入院までの待機期間は私の気持ちも落ち着きませんでした。
学生時代に網膜剥離の手術の体験したとはいえ、そこから約30年あまり。
「最近の白内障手術は昔と違い、短時間で安全な手術になった」と言われていても、局所麻酔で目の前でされる手術となれば怖さも出てきます。
日々の生活の中で少しでも気を紛らわせたく思い、休日には眼病にご利益の有ると言われるいくつかの神社にお詣りに行き、絵馬に手術の成功を祈願する願い事を書いたりしたものでした。
そんな体験もあり、今はこうして眼鏡店の店頭で測定・接客・調整・レンズ加工・補聴器販売の中、
日々ご来店になられるお客様の中で、当時の私と同じように眼科さんに通院・目薬等の処方で治療されている方のお気持ちが自分の事の様に思えて、何とか少しでも心のケアや励ましが出来ればと思い、業務にあたっています。
実際、私の勤務している店のご来店年齢別比率はシニア層のお客様が大変多く、眼科に行くのも躊躇されている方々にお会いします。
私の経験上、症状が出てき始めて目薬により進行を遅らせていても、運転やご家庭での視生活に支障が出る頃になれば、手術をご検討されてはいかがかと思います。
あまり、延ばし延ばしにし過ぎても却って手術の難易度が上がってしまう場合もあるからです。
ただ、一口に「白内障」と言いましてもその種類や進行度、現在の生活の中でのご不便さに関しては、各患者様によりそれぞれ異なります。
現在のかかりつけのお医者様のご指示は、皆様の症状に合わせ医学的な見解の上で最善の治療にあたられていると思います。
私が手助けできるとしたら私自身の体験談をもとに、一般的なお話に留まることになろうかと思います。
あくまでも参考程度に考えて頂けましたら幸いです。
かかりつけの先生と患者様のお気持ちが同意に至って手術日が決定され、当日まで何かご不安な事があれば、眼鏡の分野で現状より視生活で少しでも改善できる点がないかをお客様と御一緒に考えていきたいと思います。
もし、現在の視力等でご不安がある方は、是非、当社の各店舗でご相談ください。
次回は、私の実際の「白内障手術」の体験について出来るだけ記憶を思い起して綴ってみたいと思います。
どうぞ、おたのしみに・・・(^^)/~~~
私の眼日記 白内障編の記事はこちら
白内障編 3 (今回の記事)