視力チェックって何をしているの?⑫ ~老眼鏡を正しく使って楽な眼鏡に~

皆さん こんにちは 金剛店、仲野です。

ここで、ちょっとおさらいです。

 

【20歳まで】 眼の成長期(視力の成長期)

【20代、30代】 調節力変化期(老眼潜伏期)

【40代、50代】 調節力変化期(老眼顕性期)

【60歳以上】 視力変化期(加齢による視機能の変化期)

 

ああ、これなら知っているよ、という方も多くなっているとは思いますが、大事な部分なので一応おさらいです。

前回までで、上の2つ「20歳まで」と「20代、30代」について説明させて頂きました。

今回は3番目、「40代、50代」私達メガネの金剛が考える分類で言うと、老眼顕性期!!

そうです。ついに老眼を自覚し始める年齢になってきました。

 

20代、30代を通じて、少しづつ減って来ていた調節力(近くを見るための眼のパワーのようなもの)

40代、50代になってくると、近くを見るときに支障を感じるようになってきます。

 

支障の感じ方は様々です。

 

・薬の効能書きなどの小さい字がボヤけて見にくい

・1日パソコン等の事務仕事をすると疲労が激しい

・長い時間、読んでいられない

・食事の時、魚の骨が見分けにくい

・暗い部屋で読みにくいと感じる

…等々。

 

メガネを使っているかどうかでも変わってきます

 

近視のメガネを掛けている方は、メガネを外すことが出てきます。

スマホを見るときにメガネを頭に乗せていたり、鼻眼鏡にして覗いていたり…、

そんな方を見かけたことがあると思います。

 

遠視や正視の方(これまでメガネを掛けていない方)はスマホを見るとき、20代30代に比べると、少し離して見ているでしょう。

 

近視の方は上記のようにメガネを外したり、弱めのメガネを掛ければ十分に近くが見えるので、

まだまだ老眼ではない!と思いがちですが、実は老眼が顕れているのです。

 

私自身が丁度、この年齢なので、リアルタイムで老眼の顕性化を感じています。

 

私の視力データ

右:S-0.00 視力1.2

左:S-0.00 視力1.2

 

私は遠視でも近視でもなく、正視です。

20代30代は見ることに関して何一つ不自由はありませんでした。

以前から紹介していますように、本を読むことが好きなので、この頃はジャンルを問わず読み漁っていました。

 

これが40代になると、読む量が明らかに減ってきました。

思い返せば、まず、電車に乗っている時に読まなくなりました。

後、寝る前にも読まなくなりました。

いずれも、読み始めるのですがすぐに眠たくなってしまい、止めてしまうのです。

 

これは調節力が限界に達していた証拠です。

見ることは出来ても、持続出来ない状態です。

 

私は眼鏡屋でしたので、この段階で老眼鏡を作製し使い始めました。42歳の時です。

この時は、まだ老眼鏡が無くても読めました。

しかし老眼鏡を正しく活用することで、時間を気にせずに読むことが出来ました。

やはり、物語は先が知りたくなりますからね。

 

このように、40代、50代の「老眼顕性期」の方の良く見えて楽なメガネは、

「老眼鏡の正しい使用」です。

 

老眼鏡にも色々あります。

呼び方も、リーディンググラスと言ったりしますが、まあ老眼鏡です。

種類も近用単焦点と呼ばれるものから、デスクワーク用、ルーム、シティ、フィールド等々。

ひと昔前のように、鼻眼鏡にしたりといった、恰好悪いイメージは今の老眼鏡にはありません。

とてもスタイリッシュに若々しく掛けて頂けます。

 

皆さんも老眼鏡を忌避して読みたい物を我慢するよりも、

正しく活用してどんどん読書を楽しみませんか?

 

次回はちょっと寄り道して、老眼鏡について語ってみたいと思います。

 

 

 

おまけ

以前のブログで、サンテグジュペリを読み直すと言っていましたが、本屋でちょっとおもしろそうな物を見つけてしまいました。

J・R・Rトールキン版「サーガウェインと緑の騎士」です。

単行本なので、字が大きくて読みやすい!(最近は文庫も読みやすくなっていますね)

実は何を隠そう、私は「指輪物語」の大ファンでもあるのです。

原作は勿論ですが、映画も最高です。

あれを超えるファンタジー映画は未だに無いのではないでしょうか?

皆さんも読書の秋、正しい老眼鏡を使って、存分に物語をお楽しみ下さい。