プラスチックフレームの素材とは?
- 2019.04.23
- メガネの金剛
みなさまこんにちは。
メガネの金剛 イオン金剛店の酒井です。
リニューアルした店舗には皆様足を運んでいただけたでしょうか?
まだだよ~という方は、ぜひご来店くださいませ!
その際には一言、「すごいキレイになってる!!」と言っていただけますと、私達スタッフ一同が喜びますので宜しくお願いいたします(笑)
前回はメタルフレームについてご説明をさせて頂きましたので、
今回はプラスチックフレーム(樹脂系フレーム)にフォーカスを当てて紹介・説明していきたいと思います。
メガネの金剛で取り扱いのあるプラスチックフレームの素材は、
●セルロイド
●アセテート
●TR90
店内を見渡してパッと目についた限りだとこれぐらいでしょうか。
既成老眼などにはウルテム素材商品もありましたが、今回は上記の3つを中心にお話していきたいと思います。
まずは、
●セルロイドフレームと●アセテートフレームについて。
セルロイドとアセテートについては、ほかの記事でも少しご紹介したことがありますし、
他のスタッフの記事でも取り上げられていたかと思いますが少しおさらいを。
セルロイド
アセテートに比べて堅牢で艶がいいが、可燃性が高いため取り扱いが難しい。
紫外線で劣化もするので保存も難しい。
アセテート
発火点がセルロイドに比べてかなり高く、紫外線の影響も受けにくいため取り扱いやすい素材。
生地の種類も豊富で発色が良く色鮮やか。
また、これはどちらのフレームにも言える事なのですが、水分が抜けていくと生地そのものが縮んでしまったり、反りかえってしまうことがあります。
特に、しっかりと管理された生地を使用していないフレームの場合は反り等によって何もしていなくても歪んでしまうことが多いです。
一度反りや縮みが発生するとある程度はこちらで調整出来ても、場合によっては完全に型を直すことが難しくなってしまいますので注意です。
セルロイドが使われているフレームには、デモレンズの表面、もしくはフレームの内側にcelluloidと記載されていることが多いと思います。
記載のない場合はアセテートを使用していることが多いです。
(セルロイド使用でも記載がない場合もあります。)
例えばこのG4のフレームだとテンプルにセルロイドを使用しています。
同じフレーム品番でも、カラーバリエーションによってはセルロイドだったりアセテートだったりすることもありますので、もしどちらかのフレームがいい!という方はご注意を!!
また、セルフレームをご使用いただいているうちに最初は艶のあった生地がだんだんと色がくすんでくることがあります。
その場合はお店にご持参いただければ、バフ磨きをして艶を復活させることが出来ますので是非ご利用くださいませ!
ピカピカのフレームを付けると気持ちがいいですよ♪
この専用機器を使って磨き上げをしていきます。
磨き上げの際はピカピカになるようにしっかりと対応いたしますので、お時間を頂くことがありますがご了承くださいませ。
続いて●TR90ですが、
元は医療器具用に開発された素材で、とても軽量で弾力性があります。
量販店では軽いメガネとしてフロント、テンプル全てTR90のフレームを見かけます。
軽量化のために、部分的にこの素材を使用しているフレームは当店でも取り扱いがあります。
軽い、衝撃に強いので型崩れしにくいと利点もある反面、弱点も多々あります。
基本的にはフロント、テンプル全てこの素材で作られていると細かな調整は難しいです。
ですので、個人的にTR90のフレームを購入されるときは実際に掛けて見てしっくりこなかったらやめておいた方が無難かな~と思います。
また注意点の一つとして、一度フレーム生地が大きく歪んでクセがついてしまうと元に戻すことが難しくなってしまいます。
お子様用のフレームとして親御様からの評判も上々なトマトグラッシーズも同素材を使用したメガネです。
トマトグラッシーズは工夫されており、ずれにくいようにテンプルの長さや鼻パッドの位置などを調節できます!
成長が早いお子様でもテンプルの長さを調節することによって対応できるのが嬉しいですね♪
衝撃にも強いので活発的なお子様でも安心です!
同フレームに関しては他のスタッフも詳しく紹介していますのでそちらもご覧くださいませ!
⇒弱視治療にトマトグラッシーズ ・ 弱視治療にトマトグラッシーズ②
今回はプラスチックフレームについてでした。
どのフレームにも言える事ですがしっかりとしたサイズ選び特に重要になってきます。
ご購入いただく際はお店のスタッフさんからもアドバイスをしてもらって参考にされることをオススメ致します!
メガネ選びで分からない事があったら是非聞いてみてくださいね!
それでは、また次回もよろしくお願いいたします。